世界遺産スリランカ

スリランカの知られざる魅力をお届けします。

【スリランカ世界遺産⑦】シンハラージャ森林保護区

こんにちは、IZZYです。

 

今日は1988年に世界自然遺産に登録された、
シンハラージャ森林保護区をご紹介します。

 

アジア最大の神秘!シンハラージャ熱帯雨林

 

シンハラージャ森林保護区はスリランカの南西部に位置し、
東西約21km、南北最大約7kmと比較的小規模な原生雨林です。

 

鳥類や哺乳類のほか、両生類や爬虫類、昆虫、
さらに樹木に至るまでスリランカ固有種の宝庫となっているため、
“アジア最大の神秘”と称されています。
*固有種:特定の限られた地域にのみ生息する生物種のこと。

 

シンハラージャ森林保護

 

ちなみに、“シンハラージャ”とは“ライオンの王”という意味ですが、
残念ながらライオンが生息しているわけではありません。
(なら、なぜそのネーミング??・・まさに神秘だねぇ。)

 

その代わりと言ってはなんですが、
スリランカヒョウの足跡は確認されているんだそう。

 

しかし、目撃されることは稀なようです。。。

 

スリランカ固有の希少生物に会いに行こう!

 

この保護区は、まだあまり開発の手が入っていないため、
スリランカ固有種約800種のうち、約500種もの動植物が生息しています。

 

とりわけ鳥類の楽園として有名で、
鮮やかな青が眩しいスリランカ・ブルー・カササギ
つぶらな瞳のチメドリ、黄色い足と嘴が特徴的なムクドリ
ラケット状の長い飾り羽が自慢のカザリオウチュウ、などなど。

 

スリランカ固有種も含め、数多くの鳥類を観察できる場所として
世界中のバードウォッチャーがこぞって訪れるほどなんです。

 

また鳥類以外では、リスやサル、シカなど、
比較的小型の野生動物がたくさん生息しています。

 

樹木も6割以上がスリランカ固有種であることが確認されていて、
日本でも珍しい食虫植物“ウツボカズラ”も
比較的頻繁に目にすることができるんです。

 

スリランカのほかの観光地に比べるとやや地味ですが、
旅行者があまり足を踏み入れないエリアなだけに、
貴重でレアな体験が期待できますよ!

 

足元にご注意を!

 

シンハラージャ森林保護区は、
とても素敵な熱帯雨林なんですが・・

 

そう、熱帯雨林なだけに、
けっこうそこらにヒルがいたりします。

 

「えーーーっ!?ヤだぁ~!!!」

 

という声が聞こえてきそうですが、
シンハラージャ森林保護区では
専門ガイドの同伴が義務づけられているので、

 

そのアドバイスに従って、
足元をしっかり保護すれば大丈夫!・・なはず、きっと。