世界遺産スリランカ

スリランカの知られざる魅力をお届けします。

願い事がなんでも叶うスリランカ・カタラガマ

こんにちは、IZZYです。

 

“カタラガマ”っていう地名、
旅行者にはあまり馴染みがないかもしれません。

 

カタラガマはスリランカの南東部に位置し、
(そこそこ)有名なヤーラ国立公園に隣接する小さな街です。

 

この小さな街には知る人ぞ知るお寺、
その名も“カタラガマ寺院”があります。

 

ヒンドゥー教と仏教のお寺が同じ敷地内に鎮座してるという、
なかなか珍しいお寺なんですよ。

 

なんかみんなとりあえず自由なんです。

 

カタラガマ寺院では、
都市部のお寺ではあまり見かけない光景を目にします。

 

例えば、お寺の敷地沿いの川で象が洗われていたり、

カタラガマの象洗い
↑係りの人?が象を寝かせてゴシゴシ。

 

お寺の参道を、牛が我が物顔で歩いていたり、

カタラガマ参道の牛

 

お猿が気ままにくつろいでいたり、

カタラガマでくつろぐ猿

とりあえずみんな自由!ということで。

 

ちなみに、カタラガマ寺院の神さま(=カタラガマ神)は、
“孔雀に乗った美少年”と称される、
シヴァ神の息子ムルガン神と同一視されているんだそうです。

↓こちら、、、孔雀に乗ったお猿たち。

カタラガマの孔雀に乗った猿

 

どんな願いごとも叶ってしまう!?

 

実はカタラガマ寺院は、一心に祈ればどんな願いも叶ってしまうという、
強力なパワースポットとして地味に有名なんです。

 

しかもその願い事は、悪いことでも良いらしい・・汗汗

 

あ、そうそう、お寺に向かう前に
プージャ(礼拝の儀式)用のお供え物を入手しましょう。

 

そんなのどこで買うのー?と思われた方、ご心配には及びません。

 

お寺の周辺に、お供え物を専門に扱うお店が
これでもかっ!というほど並んでいます。

 

プージャ用のお供え物って簡単に言うと、
病院のお見舞いに持っていくようなフルーツの盛り合わせみたいな。。。!?

 

言うまでもなく、“盛り”によって値段が違ってきます。

 

500ルピーぐらいから用意されてると思うので、
お願い事の規模(?)に合わせてゲットしてみてはいかがでしょう。
*1ルピー=約0.6円/2020年3月現在

 

↓1000ルピー盛り。

カタラガマ寺院プージャの供物

 

「そんな大それたお願いごとはしないよぅ」ということなら、
お寺の参道に沿って並んでいるお店で、
お線香やお花をゲットすることができます。

 

お供え用のお花としては、蓮の花をよく見かけますが、
珍しく薔薇なんかも置いてたりしますよ~!

 

プージャの話。

 

プージャ(礼拝の儀式)というのは一日に数回しか行われないもので、
時間もお寺ごとに決まってたりするんです。

 

しっかりタイプの皆さんは、プージャの開始時間というものを、
ちゃんと確認してから参拝されることでしょう。

 

しかし・・

 

うっかりタイプの皆さんは、
私のように「げっ・・プージャの時間まであと3時間もある。。。」
なんてことになりかねません!

 

ですが!

 

そんなうっかりさんのために、
救済措置がちゃんと用意されているんですよ~!

 

ご安心ください、正式なプージャを行う本殿とは別の
お堂のようなところでちゃんと儀式をしてもらえます。
(まぁおそらく、うっかりさん用でなく、
どうしても時間の都合がつかない人用なんだと思いますが。。。)

 

↓本来は寺院の黄色い門をくぐった先にある、こちらの本殿でプージャが。

カタラガマ寺院本殿

 

↓うっかりさんは、寺院の門の手前にあるこちらのお堂でプージャを。

カタラガマ寺院お堂

 

ところで、プージャって一体なにすんの?って思いますよね。

 

簡単に、
①フルーツ盛りの上にいくらかのお金(100ルピーほどでOK)を乗せ、
お供え机の上に置く。
②お供え机の内側にいるお寺の人が呪文(?)を唱えている間に
お願いごとを心の中で念じる。

以上。

 

救済措置だからこんな感じなのかもしれませんが、
思いのほかあっさりしています。

 

プージャのあと、フルーツ盛りはそのまま持って帰るんですが、
いくつかは自分で食べて、
残りのほとんどは帰り道ですれ違う(見ず知らずの)人に
お裾分けすることになっています。

 

“何かを得たいなら、まず与えよ!”ということなんでしょうか??

 

なにがなんでも叶えたい願いがある!という方、
特大のフルーツ盛りを手土産に、
カタラガマ神に会いに行ってみてはいかがでしょう。