世界遺産スリランカ

スリランカの知られざる魅力をお届けします。

スリランカは宝石がザックザク

こんにちは、IZZYです。

 

スリランカと言えば、宝石!とご存知の方、
どれくらいいらっしゃるでしょうか。

 

そう、スリランカは言わずと知れた宝石の産地。

 

ダイヤモンドとエメラルド以外の宝石のほとんどが、
あの小さな島のいたるところに埋まっているんです。

 

なんと、あの『当方見聞録』で有名なマルコ・ポーロも、
13世紀にスリランカに立ち寄った際、宝石を絶賛したんだそう。

 

イギリスのウィリアム王子がキャサリン妃に贈った、
婚約指輪の真ん中で輝くブルーサファイアスリランカ産なんですよ~!

 

お兄さんたちのおかげです。

 

スリランカで宝石と言えば、
シンハラ語で“宝石の街”という意味の名前を持つ、
“ラトゥナプラ”という街が一番有名です。

 

というわけで、
今日はラトゥナプラにある原石の採掘場を覗いてみましょう!

 

スリランカの採掘場の多くは、
周りに民家が立ち並ぶ、田んぼのド真ん中にあります。

 

素人が遠目に見ると、
一体何をやってるのかわからない不思議な光景ですが、

 

近づいてみると、なるほど!
なんとなくそういうことをしてそうなそんな雰囲気。
(どんなだよ!)

 

原石の採掘って、機械とかを使って
大規模にやってるイメージがあったんですが、
スリランカでは人の手による採掘方法がフツーなんだそう。

 

↓こういうのを“露天掘り”と言うんだそうです。

ラトゥナプラ宝石採掘場

 

掘られた穴を覗いてみると、
作業中のお兄さん(↓)がニッコリ、いい笑顔!

採掘場のお兄さん

 

このお兄さんのほかにも数名の若者が、
泥だらけになりながら宝石掘りに精を出していましたよ!

 

泥だらけでもなんか楽しそうに仕事をしている印象。

 

仕事なんだけど仕事じゃないような、
力の抜け具合がなんともいい感じです。

 

おじさんたちがワラワラと。

 

採掘場にしばらくいると、どこからともなく
宝石売りのおじさんが何人もワラワラと寄ってきます。

 

手持ちの宝石を見せながら、
「100ドルでどうだ?」とかなんとか言い始め、
こちらがノーサンキューを連発すると、

 

「じゃあ50ドルだ!」と半額になり、
「5000円なら?円だぞ、円!」とか言い出したりして、
どんどん言い値は下がっていき、
最終的には「いくらならいいんだ?」と聞いてくるという。

 

↓この原石まとめて買ってくれと・・ン~

宝石商Aによるセールス

 

↓別のおじさんからはルース(裸石)のオファー

宝石商Bによるセールス

 

どの石もそれっぽいので本物なんだろうと思ってしまいますが、
実はガラス玉やプラスチック、人工石などが
混じっていることもあるそうです。

 

なので、もし路上の宝石商から購入する場合は、
多少の遊び心を持ち合わせておいた方がいいかもしれません。

 

当たるも八卦、当たらぬも八卦、的な・・!?

 

逆に、宝石の目利きに自信がある方なら、
いい宝石をお得にゲットできるチャンスだったりしますね!

 

原石の辿り着く先は・・

 

ところ変わって、キャンディの宝石店。
店内所狭しと宝石がズララララ―っと並んでいます。

 

キャンディの宝石店1

 

↑↓正真正銘、鑑定書付きの宝石たち

 

キャンディの宝石店2

 

バックヤードでは、宝石をお客さんご希望のジュエリーに仕上げるべく、
職人さんたちが鋭意お仕事中。

 

キャンディ宝石店作業所

 

↓いつも真剣、研磨担当。

キャンディ宝石店の研磨係

 

なんだか宝石には綺麗を超えた不思議な魅力がありますよね~

 

お店に入る前は買う気なんて全然なくても、
宝石の前に座ってマジマジ眺めていると、
なんとなく欲しいような気になってくる・・

 

店員さんにまんまと誘導されているのか、
はたまた宝石の魔力なのか~

 

とは言え、宝石購入のトラブルも皆無ではないので、
目当ての宝石があるなら、宝石店を何軒か回って
あらかじめ相場を把握しておくと良いかと。

 

あと、大きな声では言えませんが・・
スリランカのジュエリーデザインって、なんかちょっとイマイチです。
よく言えば、伸びしろがあるといいましょうか。。。汗
(職人さんの腕の話ではなく、あくまでも“デザイン”の話です。)

 

シンプルなデザインであれば、
お店でデザイン選び&加工までしてもらってもいいと思いますが、

 

凝ったデザインの場合、正直あまり魅力的なサンプルがないので、
ルース(裸石)だけ購入して、
日本でデザイン選び&加工をしてもらった方がいいかもしれません 。